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2020年3月3日「TDLの思い出“握手”(ディズニー)」

昔、講演会の時に質問をされた時に答えた事を思い出しました。

質問:東京ディズニーランド時代に仕事のやり甲斐を感じたのはどんな時ですか?

僕がやりがいを感じたのはいくつもあるったんですが、中でもこんな出来損ないでも誰かの役に立てるんだぁって感じたのが、パレードの責任者をさせてもらってた時でした。

僕は、誰かとお話をする時にいつも握手をする癖があるんです。それは遡るとまだ自分が東京ディズニーランドに入社後間もない頃に、先輩たちが行なったキャンペーンでした。

そのキャンペーンはパレードが始まる前に、座っているゲスト(お客様)のところに行って、写真を撮って差し上げて誰が一番写真が撮れたかの枚数競ったり、お話をしながらどこから来たのかを聞き出して、一番遠いところからきた人とコミュニケーションとれたのは誰かとか、ゲストとの握手の回数を競ったりととかしてました。とにかくゲストとのコミュニケーションを積極的に取れるようになる為のキャンペーンなんですね。

負けず嫌いの僕は、三冠王取るぞって思ってやってたんですね(笑)。
結果はぼろ負けだったけど……(^^;;

そんなんもあって、人と話をする時に握手をする癖ができたんですよね。
そして自分がパレードの責任者の時でした。

子供をみるとハイタッチや握手をしてて、意識してやってたわけしないけど、目が合った子供達にはいつもやってたんです。

それで、パレードルート上には、車椅子を利用している人や妊婦さん、そして座ってちょっと見るのが苦手な人なんかが利用できる専用エリアがあって、毎日やってると年間パスポートで来てくれるリピーターのお客様とか自然と仲良くなってくるんです。

その中でも、いつも車椅子に座ってお婆ちゃんと一緒に来てくれる5歳くらいの男の子が居ました。その子は生まれつき難しい病気で身体を自分で動かすことが苦手な子で、でもパレードが大好き。ミッキーをみると目をキラキラさせてミッキーの姿を目で追ってちょっと笑うんだってお婆ちゃんが喜んでて、その子の体調がいいと毎日通ってくれていたんです。

それでいつもその子の前を通る時、『今日も来てくれてありがとうね。こないだもミッキーが君を見つけて喜んでたよ。また今日も喜んでくれるからパレード前のミッキーに伝えとくね?』ってなことを話して握手をしてたんですよね。

でもいつも意識してやってた訳じゃないけど、自然とその前を通ると一言話しては、動かない彼の手をとって握手をしていました。

だけどある日、ちょっと忙しくて、無線で反対のエリアの責任者に呼ばれて、いつもはお婆ちゃんとその子に挨拶をしてたんだろうけど、急いで向こうへ行かなきゃならないからって、そのエリアの前を通り過ぎた瞬間、右腕を凄い力で「ちょっとっ」って掴まれたんです!!

誰だって、一瞬思って振り返るとそこにはいつもはニコニコのお婆ちゃんが、ものすごい形相で立っていました。
びっくりししました~、もしかして何かしたのかな……。でも今日会うの初めてだったし、何もしてないよな……って。

すぐに「あぁ~こんにちは?? 今日も来てくださってたんですねぇ。ありがとう」って言うおうとすると、僕のその言葉を遮るように、そのお婆ちゃんが真剣な顔でこう言ったんです。

「香取さん、こんにちはじゃないよ!!」
「えっ?」
「どうして今日は孫と握手してくれなかったの?」
「…握手…」
「そうよ、孫はいつも香取さんと握手をするのを楽しみにしてるんだよ。
さっきだって、香取さんが通る時、孫は目であなたのことを追ってたんだよ!!」
「えっ俺を……」
「そう!! 香取さんが声を掛けてくれるの楽しみにしてるんだよ」

ビックリしました……。

ここにくるゲストがミッキーのようなキャラクターに握手をしてもらって喜ぶのはわかります。百歩譲って、ジャングルクルーズなんかの船長と握手をするのも喜んでくれる“かも”しれない……。

でも、その時に僕がやっていたのは、パレードで踊ったり歌ったりするような仕事では無くて、ただパレードの通る道を作ったり、交通整理をする仕事……。ましてやコスチュームだってアトラクションやショップの人と比べたら、地味だし目立たない格好なわけです……、こんなキャストと握手をするのを楽しみにしてるなんて考えても見なかったです。

すぐにその子のところへ行って、ごめんなぁって謝って今日も来てくれてありがとうって握手をしました。そん時の彼の目は今も忘れない……。こんな出来損ないでもこうしてちょっとでも誰かの役に立ててるんだって、その子とお婆ちゃんに教えてもらったんですよね。

ここから更にスイッチが入っりました。だから僕は胸を貼って言えます。

『必要の無い仕事なんてない。必要のない人間なんて居ない。
どんな仕事も誰かに影響を与えてる。下手くそだって構わない。
一生懸命にやったらきっと誰かを笑顔にできるし、誰かに元気を与える事もできるんだよ!!』って。

その後、俺が東京ディズニーランドを卒業するちょっと前です。きっと他のキャストから僕が退職することを聞いたのかもしれません。その子とその家族皆が来てくれて一緒に写真を撮って、一緒にスモールワールドを一周させてもらいました。

あれからもう30年近く経ちます……。

彼は病気が治って今も元気にしてるかも知れないし……、もしかしたら病気だったからもう天国に居るのかもしれない。それはわからないけど、彼が僕にとって最幸の志事を教えてくれた天使だった事は、いまでも忘れません。

だからって事もないのですが、今もパークに遊びに行くと、パレードの時間にあのエリアには近づけないんですよね。

これが、僕の中でやり甲斐を感じた瞬間のひとつでした。
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2020年3月2日「車の想いで(その仕事の先にあるもの)」

昨年末に、映像で日本を元気にしようと頑張っている、㈱ブロックスさんの頭で仲良くしてもらっている西川さんから、知恵の場と言うセミナーの出番を頂きました。

「知恵の場」京都

その際に、受講者の方から質問があって、自分の会社でのいい話をしようと思うけど、香取さんの中でエピソードはありますか?ってのがありまして、その時に“携帯電話”のお話や、“車屋さんの想い出”をお話したので今日はその車屋さんの想い出をお話しましょう(^^)/

僕の親父はもともと職人だったんです。
その職人の親父が仕事でも使う車だったんだと思うんだけど、新車を買ったんですよね。

真っ白のライトバン。運転席と助手席の窓には三角窓があって、そっから風を入れるようになってて。

そしていつも通り親父が仕事が終わって、夕方帰ってくるなり

「貴信っ‼
貴信っ‼
ちょっと来い」

って、平屋の長屋の家の玄関から大声で僕を呼ぶんです。

当時、僕は3歳ぐらいだったと思うんですが、大好きだった親父が帰って来て大声で呼ぶから、きっとまた何か楽しいことがあるんだろうなって、奥の畳の四畳半から走って玄関に向かうと、その太い片腕で僕を抱き上げ、今でも覚えてるけど、嬉しそうな顔して言うんですよね。

「父ちゃんお帰り~」
「おう、今からお前にすげぇの見せてやるかなっ‼」
「すげぇの~」
「おう、びっくりすんぞ‼
ほらっ‼」

僕の家は長屋の奥だから、そっから片手で僕の事を抱きながら表の通りの前に歩いて行くと、そこにはピカピカの真っ白なライトバンが置いてあったんです。

「うぁ、これ父ちゃんのなの?」
「おう、今、買ってきたホヤホヤだぞ」
「ホヤホヤ?」
「貴信、お前を一番最初に乗せてやるからな」

そう言って親父は、助手席のドアを開けると、まだ座席にビニールが被ったそのビニールを、豪快にびりびりと引きちぎって、僕を抱き上げて破ったばかりの助手席にちょこんと座らせてくれました。

「どうだ、すげぇだろ‼
父ちゃんが乗ってた今までのおんぼろじゃねぞ‼
今、来たばっかりのまっさらだぞ。
どうだ、いいだろ?」

当時の自分は幼すぎて、親父が何を言っているのかわかんないけど、とにかく親父が嬉しそうにしてるのを見て、なんだか自分も嬉しっくて。すげぇ、すげぇって連呼してました。また、その僕の姿を見て、親父もそうだろう、そうだろうってご満悦(笑)

すると奥から母ちゃんが現れ、親父は母ちゃんにカメラを持って来るように言って、また僕を抱き上げて今度はその車のボンネットの先っちょに僕を座らせて、その横に立ち、母ちゃんに車と僕と親父の写真を撮らせました。

「なぁ、貴信。
この車でドライブに行くぞ。
どっか行きてぇとこ、あるか?」
「うん、俺、飛行機が見てぇ」
「う~ん、飛行機か……、よし、行くぞ」

そう言って僕を助手席に乗せて、カーラジオを流しながら、ご機嫌で羽田空港へ
着いた頃には日も暮れれてて、それでも羽田空港の展望デッキで肩車をしてくれて、初めてまじかに見る飛行にに大興奮。

「父ちゃん、飛行機‼ 飛行機‼
大きいねぇ~」

「おう~初めて見るけど、飛行機ってのは、でけぇんだな~」
「父ちゃん、俺、飛行機のりてぇなぁ」

「おう、父ちゃんも乗ってみてぇなぁ~
一体、中はどんなんなってんだろうな~」
「うん、どうなってんだろうね~。
父ちゃんは飛行機乗った事ねぇの?」

「あぁ、ねぇな。新幹線も乗った事がねぇ。
でもよ、貴信。いつか、飛行機も新幹線も乗せてやっからな‼」
「ほんと」
「ほんとだよ。約束すんぞ。
男と男の約束だ。絶対にのろうな‼」
「うん‼ ありがとう」
「おう」

その約束は果たせないまま、その後親父は僕が7歳の時に胃がんでなくなってしまいました。
きっと親父も飛行に乗ってみたかったんだろうなって思うと、だから今自分が移動をする時に、先ずは飛行機飛んでねぇかなって探してしまうのかも知れません。

羽田空港の帰りは、小さかった僕を膝の上に乗せて、くわえたばこで買ったばかりの車で家に帰りました。

今考えると、新車と言っても商業車のライトバン、決して高級外車でもなんでもない、ただの真っ白のライトバンですが、当時の自分にとっては親父と同じタイプの車が通るたびに、あれは父ちゃんのと同じかなって興味を持って観てました。

その後も親父が入院するまでは、休みの日曜日になると、朝早く起こされて俺を助手席に乗せて、海に行ったり山に行ったり、釣りに連れてってもらったっり、とにかく家に居た想い出が何もないくらい、いつも親父と白いライトバンは一緒でした。

当時はエアコンなんてついてないから、夏になると送風をガンガンにして、三角窓を押して、助手席の窓はくるくる回す本当のパワーウィンド(笑)なんで、運転席から親父が手を伸ばしてぐるぐるして、窓を全開にして色んな場所に連れて行ってもらいました。

そして、自分にも子供が生まれ、やっと自分で新車を買えた時、自分の子供達に同じ事をするんですよね。

「虎之介、今日来たばっかのホヤホヤだぞ」

そう言って、息子をボンネットの先っちょに座らせて、当時の親父と同じように写真を撮ってる自分がいます。

車を造っている人たちは車を造っているし、販売している人は販売するのが仕事です。でも、その先にあるのはどんな車でも、新車だろうが中古だろうが、そこには想い出があるんです。きっと全ての仕事はそこに繋がっているじゃないかなって思うんですよね。

販売のとこでは、売り上げ目標があって、目標必達ってことで何台も売らないといけないのだけど、その一台一台に色んな物語があるんです。車屋さんは車を売ることは手段であって、本当に売っているのはその先にある想い出だったりするんじゃないでしょうか?

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2020年2月18日「夢を描けるかどうかは得意不得意だからよ‼」

昨日の朝は、大分の中津東高等学校さんの修学旅行で、ディズニーランドに行く前に働く事をテーマにお話をする機会をJTBさんからいただきました。

生徒さんも、自分が同じ歳のころを思い出すと、ほんとに恥ずかしいけど人の話なんて素直に聞いてられなかったけど、中津東高等学校のみんは、真剣に出来損ないだった自分の話に真正面から耳を傾けてくれて、ほんとに素直な生徒さんだなぁって思いました。

きっと、関わる先生たちの在り方が素晴らしいんだろうなって思いました。

昨日も最後に話した『夢』の話について書きますね。

多くの所で、今の日本の子供達には夢がないって事で、大人の在り方が問題なんじゃないかって言われるんだけどね。確かに大人の在り方、生き様、後ろ姿がきっと夢を描けない子供達を生み出しているって事なんだと思うんだけど……。だからと言って、子供達に夢を持とうって押し付けるはどうなんかなって思うんですよね。

俺も昔、大人たちから夢を持てって言われたんだけど……。

ずっと夢がなくて苦しかった。
いつも出てくるのは私利私欲……。

・カッコいい車乗りたい。
・いい女抱きたい。
・うまいもん食いたい。
・いい波乗りたい……等々

結局、それって全部自己満足であって、夢ってよべるんかなぁって……。

また、俺の周りに居るやつらが、夢のあるやつばかりで、その夢を一生懸命に追っているその姿は、ほんとはかっこいいなって思って観てたんです。

そこで終わればいいんだけど、当時の俺の場合はひねくれてたから、そんな夢を持っている奴がうらやましくて、なんとかこっちのステージに引きずり落とせねぇかなって……。
もう、夢を持っている奴がムカついて、ムカついて、とにかく諦めさせたかった。

だから俺は夢のあるやつの所に行っては、否定を繰り返してた。
あきらめて、俺と一緒のステージにしたくて……。
今考えるとほんとに最低だけど、仲間の夢を否定して回る、ドリームキラーだったですよねぇ。

いつしか、夢のある奴がスゲェやつで、夢を持っていない自分みたいな人間はダメ人間なんじゃねえのかって、自分の事を自分で攻撃したりしていたんですよね。

そんなこんなで大人になって、今のように色々な場所で講演やセミナーをさせてもらうようになると、必ず最後に質問コーナーってのがあって、いつも講演では最後に夢を実現する男“加賀屋博士”の話を絶対にするって決めていたから、その加賀屋博士の話をした後に質問コーナーになると、必ず出てくる質問が「香取さんの夢はなんですか?」って言われるんですよね~。

もう、それが辛くて……。
でも、最初のころは、取ってつけたような、聞いている人が納得するだろうって言う事を自分の夢は……なんて言っていたんだけど、会を重ねるごとにウソをついている自分が嫌で……。辛くて……。

そこで思いついたのが、質問コーナーの時間までしゃべれば、時間の関係で今回は質問はなしなるってわかったので、いつも講演前に主催者の人に、『質問コーナーを入れて最後は何時に終われればいいですか?』って聞いて、その時間いっぱいまでしゃべっちゃおうって言う禁じ手に出たんです(笑)

それでも、苦しくて……。

そんである時、文昭さんと講演が一緒になって、スゲェ恥ずかしいけど思い切って相談しよてみようって思って、文明さんの楽屋を訪ねたんですよね。

「文昭さん、……、あの……
……その……、ちょっと……

相談があるんですよ……」

「はぁっ、どうしたん。
香取くん、そんな真剣な顔してぇ」
「……いやぁ~、実は……
俺……そのぉ~……
夢がないんです。どうしたらいいんですかね?」

「はっ、夢っ

アハハっ
そんなもん、大丈夫だよ。
俺も夢なんてないから
ガハハハッ(笑)」

(うっ……相談する相手を間違った……)

「だって、香取くんも俺もそうだけど、やりたくてこの仕事をはじめたわけじゃないでしょ。
気が付いたら、話がおもろいから、うちでも話してよって、言われてやってるわけじゃない。
でも、それって誰でもやりたいと思ってやれるようなもんじゃないんよ。だから誰にもできないような事をやらせてもらえとるわけで、特別なんよ。

だからこそ、与えてもろうた出番は、期待を超えてやるぞって頑張ってるやん。
それで、ええと思うで。そんなに真面目に考えんと、頼まれごとは試されごとで、その期待を上回るように頑張れてればそれで大丈夫って。そんなに気にせんでもええよ(笑)
あれやろ、質問コーナーとかで、香取くんの夢はなんですかとか聞かれんのやろう。そんなもん、夢はないですよでええやろ(笑)」

確かに、文昭さんの言う通り、自分は今までディズニーランドのバイトを始めるきっかけも当時付き合ってた彼女の一言からだし、アトラクションも加賀屋のようにこれがやりたいってのがあったわけでもなく、たまたまそれがシンデレラ城やジャングルだったわけで、本についても本を出したいって思ってやったんではなく、たまたま会社の宣伝のためのメルマガが、本にしてもらえたわけで、何か自分でやりたいと思ってやってきたことはなくて、それでもジャングルやればどの船長よりも面白いって言われたくて一生懸命にやってたし、メルマガも読んでくれてる人がココで笑わないかなとか考えてやっていたし、講演も聞いてくれる人が笑ってくれて楽しかったって言ってもらえるにはって、一生懸命にやっていたなぁと。

だから今のままでいいよって言う、文昭さんのアドバイスは最もだなぁって思いました。

そして何度かまた出番をもらってしゃべっていたんですが、同じ質問が……。
正直に俺には夢がないんですよねって言えればいいんですが、さっきも書いた通り、夢があるのが凄い人で、夢のない人はダメ人間だって思っていたので、正直に言えなくて……。またまた落ち込みました。

でも、そうして落ち込んでたら大切なことに気づいたんです。

もちろん夢を描いてその夢に向かっている人はすごいけど、反対に夢を描けなくてもそれはダメ人間じゃないんかなって。

きっと、夢を描けるのかどうかは、得意不得意なんじゃなかって思ったんです。

勉強が得意な人が居て、勉強は苦手な人もいる。
運動が特にな人が居て、運動が苦手な人もいる。
歌が得意な人が居て、歌が苦手な人もいる。

それと一緒で、周りに居る夢をもったやつらは、夢を描くのが得意で、反対に夢のない自分は、夢を描く事が苦手なだけなんじゃないかって。

そしたら、胸の中でつっかえていたものがス~って取れたんです。

だから学生のみんなに伝えたいのは、夢を描けるかどうかは、得意不得意なんだと。そして、今夢を描けていない人が居たとしたら、それはダメ人間じゃなくて、不得意なだけだから自分を責めないで欲しい。

そんでもし、自分に夢が描けなかっても、仲間の夢を応援したらいいんじゃないかって。
もし、自分の仲間が夢に向かっていて、その夢を横で本気で応援してみてもいいんじゃないかなって。
もちろん、応援の仕方はわかんないし、何をしたら仲間の夢がかなうのかって事もわかんないんだけど、本気で応援してて、そいつの夢が叶ったらちょっと嬉しいでしょ。

絶対に人の前では言わないけど、夢を叶えられたのは俺のおかげでしょって思えるもんね(笑)

でもね、俺は投げた球が返ってくると思うんだよね。
俺は当時はひねくれてドリームキラーだったからわかるんだよね。人の夢をさんざん否定し続けてきて、自分にちょっとやりたい事やなりたい事が見つかった時、仲間に言ったらそれりゃ、速攻で否定されるでしょ『絶対に無理』って(笑)

でも、逆に自分には夢がないんだけど、一生懸命に仲間の夢を応援している奴に、ちょっとした夢ができたりちょっとやりたい事が見つかったりしたら、今まで応援してもらっていた仲間は、ここぞって応援しかいしてくれるんじゃなかなって思うんです。

そしたら、自分の夢も叶える事が出来るんじゃないかなって思うんですよね。

だから、今自分に夢が描けなくて、やりたい事がなくて、自分を責めている人がいたら、それはダメ人間じゃないからね。ちょっと人より夢を描くのが苦手な自分がいるだけだから、もう責めるのをやめて仲間の夢を応援していけたらいいよねって話しています。

僕ら大人もみんなが夢を描きやすいように顔晴るので、学生のみんなも自分を責めることなく今を一生懸命に生きて行こうぜ

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