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2020年4月29日 「心のスイッチをオンにする方法 ②吐き出す言葉を変える その2」

前回のスイッチをオンにする方法では、自分の使っている言葉を変えてみるって事で書いてみましたが、今回はその言葉は本当に何かに影響を与えるのかって事を書いてみたいと思います。

それではまず最初に、言葉がどれぐらい自分の脳みそに影響を与えているかってことなんですが、これは脳科学と習慣化の専門家、ナニワのメンターこと、ナニメンに教わった事を紹介しますね。

僕らが普段何気なくしゃべっている言葉が、そのまま脳みそに直撃するんだそうです。そしてその言葉の中で何度も何度も同じ言葉を口にすることで、自分の意志とは全く関係なく、脳みそにその言葉が刷り込ま影響されていくそうです。

それでは、ちょっと皆さんの脳みそが、どれぐらい言葉に影響をされているのか、刷り込みの実験でやってみましょう。

これから、簡単な掛け算、九九の問題をだしますね、読みながら声に出して答えを言ってみてください。

行きますよ

声に出してね(笑)

それでは、

「にさんが(2×3=)?」

「さぶ ろく(3×6=)?」

「くく(9×9=)?」

どうしてか?
直ぐに応えられました?

不思議ですが、「にさんが?」って聞かれると、自然と6。
「さぶ ろく?」って言うと18って出てきませんか?

頭の中で、2×3は~って頭ん中で計算しないですよね。
自然と言葉が出てきませんか?

僕ら日本人は、小学校2年生のころ、掛け算の九九を覚えますが、その時に何度も何度も言葉に出して練習しませんで
したか?
僕は先生に、『ずっと声に出して読んどけ』って言われました(笑)。

これは自分が吐いた言葉が、そのまま耳に入って脳みそを刺激する。
何度も何度も繰り返すことで、そのまま脳みそに九九が刷り込まれるんだそうです。

そして、その刷り込みは強烈で、僕らがおじいやおばあになっても忘れないんだって教えてもらいました。

そこで、ある老人ホームの職員さんの講演会の後、そのホームに居た92歳のおばあちゃんで試させてもらいました。

「それじゃあ、おばあちゃん九九の問題行くよ」
「はいよ」

「に さんが?」
「6」

「さぶ ろく?」
「18」

「く く?」
「81」

間髪入れずに全部言えるんです。
あんまりにもすらすら言えたので、ちょっと最後に

「じゃぁ最後ね
おばあちゃん、昨日食べたものは?」
「……えっ……なんだっけ(笑)」

これスゴイと思いませんか?
92歳ですよ。昨日食べたものは忘れていても、小学校のころだからほぼ一世紀前に覚えた九九は言えるんです。
これが言葉の持っている力だと思いました。

それでは、もう一問。
今度はある文章をいくつか書いてみます。
その文章に続く言葉があったら言ってみてくださいね。
いきますよ。

「タンスに?」

「お口くちゅくちゅ?」

「元気ハツラツ?」

「は・じ・め・て・の♪?」

どうでしたか?

『タンスに“ゴン”』

『お口くちゅくちゅ“モンダミン”』

『元気ハツラツ“オロナミンC”』

『は・じ・め・て・の♪“アコム♪”』

言葉が出てきませんでしたか(笑)

僕らは元気ハツラツオロナミンCって覚えようなんて思ってみなかったですよね。
でも、毎日TVやラジオから流れてくるその言葉を何度も耳にするうちに、しっかり脳みそに記録されているんです。
これが言葉の持っている力です。

ナニメン兄さんに言われました。

「香取くん、言葉は耳から入ってくるでしょ?
じゃぁ、自分の耳から一番近い言葉をしゃべる口は誰の口?」
「あっ、己の口ですね」
「うん、だから自分のしゃべる言葉がだいじだよ」

僕らが何気なく口にするその言葉が、自分の耳に入って脳みそに直撃するんです。
だから、プラスの言葉、前向きな言葉がいいんですよね。

更に、言葉が潜在意識にも影響をします。

例えば、朝のTVで今日の運勢ってやりますよね。
まあ、12位まで全部やんなくてもいいんですが……(笑)

たまたま、自分が見たその占いカウントダウンで、自分の星座が最下位だった時を思い出してみてください。

『うわっ、今日俺最下位だよ……
ツイてないんだろうな……』って、何気なく独り言として言葉にしたとしましょう。

吐き出した言葉は、自分の耳から入って脳みそに直撃するので、脳みそはその何気ない言葉に反応して、潜在意識の中で、何がツイてないのかの理由を探し続けているんだそうです。

そして……
例えば、乗ろうとしていた電車にタッチの差で乗れなかったり、信号が自分の所で赤になったり、そんな時に脳みそが答えを出してくれるんです。

『そうか、やっぱり今日は最下位だったもんな~やっぱりツイてないなぁ……
あっそうだ!! ラッキーアイテムはたしか……、温かい飲み物(笑)』

こんな経験はありませんか?

実は自分の吐き出したその言葉が、耳を通して自分の脳みそ潜在意識にまで伝わっているんだそうです。
だから、言葉が大事なんですね。

もし、マイナスな後ろ向きな言葉ばかりを口にしていると、脳みそはその理由を探して答えを出してくれて、よりマイナスを引き寄せてしまいます。これではいつまでたってもスイッチは入りませんよね。

昨日も書きましたが、大切なのは思ってなくてもいいので、とりあえずプラスの言葉、前向きな言葉を言ってみる事です。

笑顔と一緒ですね。
楽しいから笑う事もそうですが、笑顔でいることで楽しくもなってきます。

心のスイッチをオンにするには、自分の吐き出す言葉を意識して、なるべくプラスの言葉や前向きな言葉にしていくことで、スイッチが入ります。

是非、皆さんもやってみてくださいねぇ~(^^♪

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2020年4月27日「心のスイッチをオンにする方法 ②吐き出す言葉を変える(行動を変える)」

前回の心のスイッチをオンにする方法からちょっと時間が経ってしまいましたが、今日はスイッチをオンにする方法の第2弾を書いてみようと思います。

それは、普段使っている“言葉”を意識して変える事です。

当時まだリーダーになったばかりのころだったと思うんですけど、その時の自分はリーダーにさせてはもらったものの、まだまだその器じゃなかったんですよね。

だから何か自分にとって良くないことや、うまくいかない事、思い通りにならない事が起きるとすぐに『うわっ最悪』とか『もう最低だよ』って、マイナスな事を言っていたんです。

リーダーの僕がそんなだから、チームのみんなもその僕の一言で下を向き雰囲気も暗~くなってしまいます。
そんな時でした、当時の上司だったスーパーバイザー鳥津さんから呼び出されたんです。

「香取、お前さ、なんでいつも最低とか最悪って言うの?」
「はっ だって最悪なんだから最悪って言ってもいいじゃないっすか?」
「香取、最悪って最も悪って事だよ。今のは最も悪いことが起きたのか? もっと悪い事なんて今のに比べたらいくらでもあるだろ」

「いや、そう言われたらそうですけど……
でも、あの瞬間は俺にとっては、最悪なんだから最悪って言ってもいいじゃないっすかっ
「まぁ、いいけどさ、でもお前はもうリーダーなんだよ。お前のその一言がチームのみんなにどんな影響を与えるかとか考えないの?」

「……まぁ、そうですけど……」
「リーダーのお前が言ったその一言で、チームのみんなが凍りつくのがわかんないのか?」
「……」

「じゃぁ、鳥津さん、なんて言ったらいいんすかっ
「う~ん、そうだなぁ。
最悪って言うと暗くなるから、反対の言葉にすりゃいいよ(笑)」
「はっ、反対って」
「そう、だからさ、最悪の反対だから……
“もう~最高”って言えばいいじゃん」

「はっ バカじゃないんすか?」
「いや、だから言葉だけ変えればいいんだよ」
「へっ

「チームみんなの事を考えて、最高なんて思ってなくていいからさ、頭ん中では最悪だ最低だって思ってていいから、吐き出す言葉だけを最高に変えればいいんだよ。そしたら、チームのみんなも暗くならなくて済むじゃん(笑)」

「……(この人やっぱり頭おかしい……パンチドランカーだからか?……きっとそうだな)」

「香取、簡単な事だよ。
成幸してる人の真似をすればいいんだよ。
成幸している人はみんなマイナスな言葉は使わないだろ。みんな前向きでプラスの言葉ばっかりだよ。
だから、その人たちの真似をしてみたらいい。お前の尊敬している白さんなんて、いつも前向きだろ。
口癖が“そう~”だもんな(笑)、最初から肯定して入るでしょ。
だからみんなからも好かれるし、みんながついて行くだろ。世の中もそうだよ。
成幸している人はみんな、前向きでプラスの言葉だぞ。嘘だと思ったら成幸者に会いに行けばいい」

そして、僕はココから意識してなるべく成幸者の人たちに会いに行きました。
そしたらわかったんです。

成幸している人の共通点は
しゃべっている言葉が違う。
表情が違う。
姿勢が違う。
全てにおいて前向きでポジティブだったんです。

そこでわかった事は、当時の自分と決定的に違うのは、何か思い通りにならない事が起きた時や、うまくいった時の成幸者の考え方でした。

例えば、何か思い通りにならないことやうまくいかないことがあると、当時の自分は全部誰かのせいでした。
あれが悪い、これが悪い。あいつが悪い、こいつが悪い。会社が悪い、学校が悪い、警察が悪い……。

ところが成幸者の人達は、思い通りにならないことやうまくいかないことは全部自分のせいでした。他人や周りに指を向けるのではなく、全部自分に向けるわけです。そして、自分のせいと考えて、自分を変えようとするんですよね。

中でも面白かったのは、天気まで自分のせいの人がいたんです(笑)
思い通りにならないにもほどがありますよね。

それは、その方の会社に伺った時でした。その日は朝からあいにくの大雨……。
せっかく時間をとってもらった社長をお待たせしてはいけないと思って、早めに会社に到着すると、事務所の前に傘をさして待ってくれている社長がいたんです。

驚き慌ててタクシーの支払いをすまして降りた僕に、社長の言った最初の一言が最幸でした。

「香取君、ごめんね~。
君が来てくれるこんな大切な日に足元を悪くしてしまって」
「はっ、社長、雨も降らせるんですか?」
「降らせないよぉ(笑)」
「でも、今、足元を悪くしてしまってって言いましたよねっ」

「あぁ(笑)……あれね。

実はね、君が到着するまで時間があったから、外で待ってたんだけどね。
どうして君が来てくれるこんな大切な日に、足元が悪くなってしまのかなぁってちょっとふり返って考えたんよ。
そしたらさ思い当たるところがあってね……。あぁこれだなってね……」
「思い当たること……ですか?」

「うん、恥ずかしいんだけど……ついこないだね、ちょっとしたことで、横柄だった自分が居てね。
あぁ、きっとこれが原因だなって思ってね。反省してたんだよ。
あっでもね、もうこれで原因がわかったから大丈夫。あとは自分を直していくからね。
だから、今度君と会う時はね、もう、ピーカンだよ(笑)ガハハハッ」

到底、思い通りにならない天気でさえ自分に指を向けて、自分を変えようとするんです。
ほんとに凄いですよね。

あっ、ちなみにこの後、もう一度会ったその日も雨でした……(笑)
きっと社長が雨男だったんでしょうね。それでもまた、自分に指をさしてどうして雨なのかなぁってやってました。
ほんとにスゴイですね~。

そして、反対も一緒です。

当時の自分は、思い通りになった事、うまくいったことは全部自分の手柄……。
後輩が何かいい事をした時なんて、『香取さんにこうしろって言わて』って言えってやってましたから……。これじゃあ一人ぼっちになりますよね。

ところが成幸者の人たちは、うまく言った事、思い通りになった事は全部誰かのお陰なんですよね。
僕が『どうしてそんなにうまく言ったんですか?教えてくださいよ』って言っても

「いやいや、僕が凄いわけじゃないよ」
「そんなことないでしょ?」

「ほんとに、僕も君と何も変わらないもんね。
ただ、今こうして幸せに居れるのはさ、僕にはこんなに素晴らしい仲間が居てくれたからだよね。
ほんとに僕は幸せだよ。もっと仲間みんなに感謝しないといけないよね」

って言うんです。

だから、うまくいったり、思い通りになったのは誰かのお陰なんですね。

成幸者の人たちは、

『上手くいかない、思い通りにならない事は全部自分のせい。
上手くいったことや、思い通りになったのは誰かのおかげ。』

誰かのせいより、誰かのおかげで生きて行きたいですね。

考え方、思考を変えるのはとても難しいです。
でも、行動は自分で意識をすれば変えられます。

頭の中ではマイナスに思っていてもいいんです。
吐き出す言葉をプラスに変えてみることです。

ココで注意して欲しいのは、決してプラス思考になろうとしないことです。
人間だからマイナスに考えることがあって当たり前だし、それがないと危険を予知して回避することができないので、マイナス思考は、生きてく為には必要なことなんです。

だから無理しりて思考を変えようとすればするほど、頭と心がちぐはぐになって壊れちゃいます。
だから、頭では最悪、最低って考えててもいいから言葉だけをプラスの言葉、前向きな言葉に変える事です。

そうすることで、自分自身のスイッチも入るし、周りも明るく楽しくなります。

考えてみてください。
家族の中で、僕ら父ちゃん母ちゃんが、コロナのニュースを見て、もうダメだ~最悪だ~ってため息ついて下を向いているそんな姿を見て、子供達は安心して暮らせるでしょうか?

事態は深刻かもしれません……。それは子供達だって漂っている空気で知っています。

だからこそ、ココで、親の僕らが『ついにこの時が来たようだな。いよいよ父ちゃんの出番が来たぞ』って何の根拠もなくていいから前向きに『よっしゃー大チャンス』と言ってみてください。それだけで家族は明るくなります。

暗いくらいと言うよりも、進んで明かりを灯けましょう。

マイナスをプラスに、後ろ向きを前向きな言葉に変えるんです。

最悪・最低 → 最幸
大ピンチ  → 大チャンス
疲れた~  → 充実した~
忙しい~  → 盛り上がってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

言葉や行動はやり直しても大丈夫です。
最悪だって言った後でもいいです。言い直せばいいんです。

「あぁ~もう、最あっ……じゃなくて、もう最幸~」

言葉は脳みそに直撃します。潜在意識に働きかけるそうです。

明日は、その言葉がどれぐらい、脳みそ、潜在意識に影響をするのかって話を書きますね

ちなみ、当時の上司の鳥津さんはもともとプロのキックボクシングの日本チャンピオンでした。
だからなのか、メンタルもものすごいわけです。
鳥津さんが言っていた、考え方(思考)を変えるんじゃなくて、言葉(行動)を変えるってことをやり始めてから、実は僕の人生は劇的に変わりました。

今では口癖が変わってきました。

・すげぇ~
・楽しい~
・嬉しい~
・面白れ~

僕と会ったの事のある方ならわかると思いますが、この口癖があるでしょ(笑)
実はそう思っていない時でも、すげぇ~って言ってたりもします。
でもね、不思議なことにそれを口にすると、ほんとにすげぇって事がわかってきたりするんですよね(^^♪

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2020年4月18日「アフターコロナの描き方“今こそイッツ・ア・スモールワールド”」

一昨日、コンサルタントとしての見解(これでも一応コンサルタント(笑))、コロナウィルスについての考え方って事で書かさせていただきましたが、色々なお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。
僕は専門家ではないので、助成や支援の部分は社労士さんや税理士さんに聞いてもらえると良いと思いますが、アフターコロナの考え方って事で、今日は書かせてもらいますね。

アフターコロナのビジョンを描くうえで大切なのは、早くビフォアーコロナに戻らないかなって言う希望的観測を捨てて、ビフォアーコロナの世の中には戻らないかなって言う覚悟をもつく事です。ここはこの前も書かせていただきましたが、この覚悟を最初にリーダーは持つ事です。

次に大切なのは、アフターコロナの世の中を、悲観的にとらえるのではなく、新しい世の中の夜明けだとワクワク感を持って描いていくことなんじゃないと思います。

どうやったらワクワク感を持てるかですが、現状のこの困難なウィズコロナのフェーズを乗り越えての、アフターコロナのフェーズです。世界が歓喜に沸いてひとつになっていると僕は信じています。困難な状況の中で、僕らは一人では絶対に無理なことも、みんなと一緒に知恵を出し、行動してこそクリアできると思うんです。

実際に、ワクチン開発の現場では、ビフォアーコロナの時にはライバル同士だった研究機関や製薬会社が、今までは秘密だったりするデータなんかの情報をライバルが一緒に共有をしながら、コロナに有効なワクチンや薬の開発を進めていたり。

飛行機会社が、飛行機が飛ばないなら、地上でみんなで防護服を作って医療現場に少しでも貢献しようなんて事もしています。みんなが今できる事を誰かの為に行っています。利他の世界です。ココが長く続きながらも繋がることで、今後アフターコロナの世界はすごいことになると思いませんか?

そう考えると僕はワクワクしてきます。
まさしく、イッツ・ア・スモールワールドです(^^)

世界中 どこだって 笑いあり 涙あり
みんな それぞれ 助け合う 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中 だれだって ほほえめば なかよしさ
みんな 輪になり 手をつなごう 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

限りない 空と海 星影の うつくしさ
それは 一人 語りかける 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

隔たりを 取り除き 友情の 橋をかけ
手と手を つなぎ つくろう
小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中 どこだって 笑いあり 涙あり
みんな それぞれ 助け合う 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中 だれでもが 自由を 求める
その叫びが こだまする 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

だから下を向いて考えるのではなく、実際に顔を上に向けて考えてください。
実際に、下を向くと脳みそはマイナスな事を考えるそうで、上を向くと能天気に脳天気になるそうです(笑)

今、心をどこにフォーカスするのかです。
ココをリーダーの僕らはチャレンジしていきましょう。

実際に、サーファーの後輩で農業を営んでいる大坂と昨日電話で農家のアフターコロナを考えてみました。

先ずはこのコロナで一体何が変わるのか。
きっと、ロックダウンが長引くと、世界中で食料の生産が落ちるんじゃないか。
自国を守るためにそれまで輸出していた食料は輸出制限をする国が出てくるんじゃないか。
食料の多くを輸入に頼っている我が国日本は食料不足が来るのではないか。

こんな事を予想してみました。

そこで、アフターコロナの世界で農家はどうしたら良いのか。
大坂は、これまで耕作放棄された農地を市から借りて、もう一回耕作できる農地にしてレンコンなどを作ったりしていたので、まだまだたくさんある耕作放棄農地を今から市から借りて、耕作できるように整備をしていこうって考えました。

これから食料自給が必要になってくるかもしれないアフターコロナの世界で、今準備をしておけば何かを耕作したいって時に、すぐにできるように整備して行こうと。それも緊急事態宣言が出ているから家にいる手の空いている人たちの手を借りて、いつでも耕作できるように準備をしていく。

そして海外で輸出制限なんかが出たら、みんなで新しいものを耕作して行こうと。
そして、採れたものを地産地消で消費できたらって言う事でした。
更には、今から田植えシーズンなんで、飲食店で休業していたりしてるところの社員さんに来てもらって、一緒に田んぼに出て田植えを手伝ってもらい、秋に収穫ができて飲食店が再開できていたら、社員が自ら作ったもので料理を提供できたら最幸なんじゃないかって話しています。

そして、二人でワクワクしてました。

僕らはどんな困難もチャンスに変えていけるんだと志匠から教わりました。

“万策尽きた時、あきらめないと言う名案がある”

志匠の福島先生は、これから企業倒産と迎える社長限定の無料セミナーをやるって言っています。
ここから全ての未来を自由に描けるんだと。

こんな時こそ、未来や可能性に希望を持ってワクワクしていきたいですね。

最後に、2011年の震災の時に鬼丸くんから紹介してもらった、陸前高田の教習所の田村社長さんのお話を紹介しますね。

2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。
TVから流れてくるニュースに言葉を失い、何も出来きない自分が歯がゆくて……。
それでも何かしたい、そんな思いでサーファーの後輩、佐賀の健太郎となつえちゃん、高知の結城と4人で東北に向かいました。

まだ震災後1か月ちょっとした4月の中旬でした。
先に岩手の大槌町でボランティアをしていた鬼丸くんの紹介で、最初に行ったのが陸前高田でした。
陸前高田モータースクールが救援物資を受け取ってくれると言う事で、社長の田村さんと合流しました。当時60代中盤だったんじゃないかと思います。

その教習所は合宿免許もやっており、高台にあったので津波には巻き込まれませんでしたが、街は飲み込まれそれまで街があった事さえわからないような現状でした。

合宿免許を取りに来ていた生徒さん達は、何とかバスをチャーターして、北海道や東京へ送り全員無事でしたが、それはもう大変だったようんです。ガソリンがないので、教習車からガソリンをかき集めてバスに提供するからと頼み込み実現できたそうです。

そして宿泊できる場所を地元の人たちに避難所として提供していました。

街を見下ろすその高台から遠くを見つめるように田村社長が話してくれたんです。

「香取さん、びっくりしたでしょ」
「……はい……」

「そうだよね。僕もこんな事になるんて想像もできなかったよ」
「……」

「ほんとに何もなくなってしまってね
ほんとは、この瓦礫の中に街があったんだよ……。
一瞬で何もなくなったけどね」
「……はい」

「僕はね香取さん、不謹慎化もしれないけどね、ここから街を見てるとちょっとワクワクしてる自分も居るんだよ」
「えっ、ワクワクって……」

「まぁ、そうなるまでには時間はかかったよね。
僕の周りだって、家族を亡くしたり大切な人を失ったり、家や会社やお店を無くしてしまったりね……。だから時間はかかった……。でもね、僕は気づいたんだよ」
「……はい……」

「下を向いていたらいけないなぁってね。
今回の震災で亡くなられた方々が願っていることは何かなって。
きっとね、生き残った僕らに幸せになって欲しいって、自分たちの分まで生きて幸せになって欲しいって、そう願っているんじゃないかってね。間違っても早くこっちに来いよなんて思ってはいないと思うんだ。だから僕はいつまでも下向ていたらいけないってね」
「……うん」

「そしたらね、やっとわかったんだよ。
街は流されて何もなくなってしまったけど、ココからは自分たちの街を、自分たちが思描いた通りに作れるんだよって事に気づいたんだ」
「……はい」

「今までは街をこうしたい、ああしたいって思ってもなかなかできなかった事が、今からは自分たちが描いて自分たちで作れるんだって事に気づけたんだ。そしたらワクワクしてきてね」
「……なるほど……」

「だから僕はココからもう一回やろうと思ってる。
自分たちが描いた最幸の街を作ろうって、だから下を向いている若い経営者に、下を向いている場合じゃないぞって、何もなくなったからなんだって、何もなくなったからこそ、新しく作れるチャンスなんだぞって」
「……すごいです。もし自分なら田村さんのようにはなれないんじゃないかな……」

「そんなことないよ。みんな同じだから。
ただ、僕はみんなよりちょっと長く生きてるからね。色々な事を経験させてもらってるからさ(笑)

僕はね、ちょっと夢が出来たんだよ」
「……夢……ですか……」

「そう、何もなくなった街をどうしたいかって夢なんだけど。
この東北は雪国だからね、水だけは枯れないでしょ。
だからね、この街を電力特区にしていきたいんだ」
「電力特区ですか……」

「そう、街のありとあらゆる水の流れる場所に小型小水力発電機を付けるんだよ。
家にもお店にも全部でね。それをつなげて、街の電気は街で発電して使う。水は枯れないしずっと流れているから電気は貯めなくたってずっと発電し続けるでしょ。そうしたら街の電気は余るしね。電気自動車を活用したら走る蓄電池になるし(笑)

そして、あまるぐらいの電気で世界から工場を誘致するんだ。水もきれいで電気も使い放題だったら、世界の素晴らしい企業が工場を作りたいってくると思わない?
そしたら雇用も安定するしね。人が戻ってくるだろう」

「なるほど……すごいっすね。
スゴイ夢ですね。実現しますよ絶対」

「だろう、いいよね。
僕はリンゴに来て欲しいんだよね]
「リンゴ……?」
「アップルだよ」
「おぉ~すごい」

「香取さん、なんでアップルかわかるか?」
「……う~ん、わかんないです。携帯とかpcとかですよね~」

「違うよ~

“りんご”

だからだよ。

りんご

だってここは東北だよ。
りんごが来たらみんな喜ぶよ。元気になる。それで、りんごのロゴはさ真っ赤にしてもらうよ(笑)
あはははは~」

子供のように笑う田村さんを見て、ほんとに凄いって思いました。
どんな状況でも人は夢を見る事が出来るって、60代中盤の経営者の大先輩が僕に示してくれました。

アフターコロナの世界を創造していくのは、僕らなんだなと。

そして、ココからは、イッツ・ア・スモールワールドの世界のように、世界が一つになり困難を乗り越え、利他に満ちた世界を作っていくこと、それをワクワクしながらビジョンを描いて、準備をしていきましょう。

僕らがリアル、イッツ・ア・スモールワールドを創っていきませんか?

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