Monthly Archives: 2月 2019

「教育のシンボルキャラクター」

皆さん良くご存知の映画ピノキオですが、僕が言うのも変ですが、実はよくできた映画なんですよね。
時代は前作で世界初となる長編アニメーション映画「白雪姫」の大ヒットに続く第二弾として1940年に公開された映画だったんです。
当然前作の大ヒットがあるので、それに続くファンタジーな映画を期待されていたらしいですが、そこは天の邪鬼なウォルトさんですから、同じようなもんなんか作れるかってことで、周囲の反対をよそに、全くタイプの違う、ピノキオを選んだんだそうです。
原作のピノキオは、ちょっとパンチの効いてる小説⁉だったみたいで、主人公のピノキオは結構なワル餓鬼だったみたいです(笑)
しかし、制作を始めるんですがなかなか難しかったそうなんです。なんせ、木の人形が良い事をして人間になるわけですから、クライマックス以外は木の人形……。表情をつけるとおかしくなるんです。
だからどんなに描いても、感情移入しにくいわけで、白雪姫に比べて華がない……。このままじゃぁ魅力的な面白い作品にはならないとストーリーづくりに悩んでいたそうです。
それでも諦めないのが、ウォルトさんですよね〜。色々と悩んだ末にたどり着いたのが、主人公では木の人形で華もなければ表情も描けないけど、脇役を魅力的に描けないかと考えたのが、あのジミニークリケット(コオロギ)、そら豆人間みたいなやつです(笑)。
原作では、イタズラ好きのピノキオに踏んづけられて死んじゃうらしいのですが、彼に重大な役割を与えたんです。
それが、ピノキオの“良心”でした。
木の人形のピノキオは、おじいさんの夢を叶えるべく、人間の子供になりたい。そうなるには、人間の子供と同じように、物事の善悪を判断して良い行いをしないと人間にはさせてもらえないわけです。そのピノキオの良心になって、ピノキオに良い行いをさせ、ゴールへ導く役割がジミニークリケットだったんです。
そしてこれが物語の中で大当たりするわけで、映画の中でジミニークリケットが歌う「星に願いを」は、アカデミー賞の中で賞をもらうぐらい売れまくります。
当時の時代背景の中では、黒人の子供たちが夢を口にしてその夢が叶うなんて許されないような雰囲気の中、ジミニークリケットが歌うその歌詞に、当時の黒人の子供達から、「ホントに夢は叶うんですよね」って手紙がディズニー宛に山ほど届いたそうです。
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星に願いを(日本語訳はGoogle先生から)
マイケル・ボール, アルフィー・ボー
星に願いをするとき
When you wish upon a star
あなたが誰であるかに違いはありません
makes no difference who you are
あなたの心が望む何でも
anything your heart desires
あなたのところへ来る
will come to you
あなたの心があなたの夢の中にあるなら
if your heart is in your dream
極端な要求はありません
no request is too extreme
星に願いを
when you wish upon a star
夢想家のように
as dreamers do
運命は親切です
fate is kind
彼女は愛する人たちにもたらす
she brings to those who love
の甘い充実感
the sweet fulfillment of
秘密の憧れ
the secret longing
青の船のように
like a boat out of the blue
運命はステップインして、あなたを通して見ます
fate steps in and sees you through
星に願いを
when you wish upon a star
あなたの夢は叶う
your dreams come true
星が生まれたとき
when a star is born
彼らは1つか2つの贈り物を持っています
they possess a gift or two
そのうちの一つはこれです
one of them is this
彼らは力を持っています
they have the power
私たちの願いをかなえるために
to make our wish come true
星に願いを
when you wish upon a star
あなたが誰であるかに違いはありません
makes no difference who you are
あなたの心が望む何でも
anything your heart desires
あなたのところへ来る
will come to you
あなたの心があなたの夢の中にあるなら
if your heart is in your dream
極端な要求はありません
no request is too extreme
星に願いを
when you wish upon a star
夢想家がするように。
as dreamers do.
運命は親切です
Fate is kind
彼女は愛する人たちにもたらす
she brings to those who love
の甘い充実感
the sweet fulfillment of
秘密の憧れ
the secret longing
青の船のように
Like a boat out of the blue
運命はステップインして、あなたを通して見ます
fate steps in and sees you through
星に願いを
when you wish upon a star
あなたの夢は叶う
your dreams come true
星に願いを込めて…
When you wish upon a star…
あなたの夢
your dream
叶います!
comes true!
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確かに、こうして読んでみるといい歌詞ですよね〜。僕はこの音楽が聞こえると、クロージング作業を思い出しますが(笑)
そして、この映画の中で登場した、ジミニークリケットですが、ウォルトさんはすごく大切に、ミッキーと同じぐらい大好きなキャラクターだったそうです。
その後も、ディズニーランドでは、このジミニークリケットが教育のシンボルキャラクターになるんです。
皆さんもパークの中で、このジミニークリケットのバッチを付けているキャストを見かけた事はないですかね?
実はトレーナーと言って、新人キャストの育成トレーニングを担当する役職になるともらえて、常に付けるバッチなんですね〜。
常にキャストの“良心”となって、最幸のディズニーキャストへ導いてくださいねってことなんですね。
僕がトレーナーになった時に、何かの研修でピノキオの映画を参加者全員で観て、その後にお互いの気づきを分かち合うみたいなものがあったんですが、その時に言われたのが、ジミニークリケットの立場に立って、もし自分がジミニーだったらって考えながら観てくださいって言われて観たんです。実は僕が最初に偉そうに言った、良くできてるなぁって所なんです‼
もし、お子さんのDVDとかあったら、ジミニークリケットの視点で観ていただきたいんですが、導かなきゃいけない主人公のピノキオが、まぁ言うことを聞かないんですよね(笑)。約束は破るし、嘘もつく……。
更に、ジミニークリケットは、コオロギですから、ピノキオに比べたら小さいです。決して体を張ってピノキオを止めることができなかったりするです。そこらへんの描写が正しく良心なわけで……。
僕が当時、目からウロコだったのが、あんまりにもピノキオが言うことを聞かないんで、一回「もう怒った、勝手にしろ」って、コーチを投げちゃうシーンがあるんですが、当時の僕は、トレーナーが途中で感情的になって、さじを投げるなんて絶対してはイケないって、勝手に思い込んでたので、改めて観てびっくりしたんです。
ちろん、そのままだと物語は成立しないので、やっぱりピノキオの事が心配になって、もう一度引き返すと、ロバになっちゃってるんですが(笑)
それまで完璧でなければイケないと信じていた自分にとって、リーダーやトレーナーも人間だから、途中で感情的になるときだってあって、でもそれは失格って事ではなくて、一度は感情的になっても、最後はそれを反省して、再度戻ってもいいだって事で、貼っていた糸が和らいだのを覚えています。
そして、ゴールにたった時に、自分の事のように成長を喜べる存在になれたら最高なんだなって気づきました。
ぜひ皆さんも、映画「ピノキオ」をコーチで良心のジミニークリケットの立場で観たり、映画「ダンボ」を調教師役で、勇気を与えるティモシーの立場で見てみると、新しい発見があると思いますよ‼
ちなみに、ディズニーのキャラクターは、白い手袋をはめてるキャラクターは、擬人化されてるんだそうです。だからプルートはミッキーの飼い犬で犬のまま、グーフィーは犬だけど、二足歩行でサーフィンも出来るんですね〜(笑)

「思い通りにならない事を受け入れ楽しむスポーツ⁉」

昨日は、関東でも季節外れの春一番が吹くかも知れないって天気予報でも言ってましたが、朝10:00ぐらいから風向きが南から北になり、残念ながら春一番にはなりませんでした。実はそれを狙って波乗り(サーフィン)に行って来ちゃったんですよね(笑)
朝イチから実家で待機してると、予想通り昨夜の南風の影響で、波のサイズがバンバンあがってましたが、風は強いままで、ジャンクなコンディションでした。でも10時を過ぎたあたりから、風向きが変わり、波が良くなって来て、急いで支度をして入らせていただきました。
ほんの1時間ちょっとでしたが、6本中に2本いいのに乗せてもらって最幸でした。
でも改めて数えて見ると1時間に6本って、サーフィンって効率の悪いスポーツなんですよね〜(笑)
僕は、サーフィンを波乗りって言ってるんですが、実は乗ってる時間はほんのちょっとで、その他は乗れる波を待つ時間の方が多いんです。だからホントは波待ちってスポーツなのかも知れませんね(笑)
そこで今日は、波乗り(サーフィン)をちょっと考えてみたんですね。そしたらサーフィンも人生も仕事も、やっぱり一緒なんだなぁって‼
先ずはサーフィンの本質、波乗りしてる時間について考えてみると、どんなに良い波に乗せてもらったとしても、テイクオフ(パドルしながら波の上を滑り出して板の上に立つ)してから乗り終わるまでで、10秒乗れたら最幸、30秒(僕の技量では稀ですが……)も乗れたらアドレナリン出っぱなしで超〜気持ちいいって感じで、1分も乗ったらもう足パンパンなんじゃないですかね〜。
そして、海に入って上がってくるまでに、海の中の混雑状況にもよりますが、例えば2時間ぐらい入って、最高で20本も乗れたら足パンパン、僕のレベルだと10本前後なんじゃないかなと思います。
これを計算してみると、僕の場合東京から目的のビーチまで片道車で2時間、海に入って2時間、また片道2時間かけて帰ると全部で6時間。その中で波に乗っている時間は僕の技量で良く見積もったとして20本、1本あたり30秒乗れたとして、波に乗ってる時間はたった10分なんですねぇ。
行き帰り6時間かけて、乗ってるのはたったの10分……。しかもコレはたくさん本数乗れて、いい波で30秒も乗れたらの話で、実際の僕の技量じゃ、わずか数秒のライディングなんてのもザラなわけで、実際にはもっと短い時間なんです。
さらに、滑るのは波の上ですから、滑る斜面は常に動いてるし、その日の風向き、潮の干満、波のウネリの向きや大きさによって、同じ波はないわけで、どんなに予定を前から立てていても、その日に海に行ってみたら、波が全然なくて、波乗りさえできない日もあれば、行ってみたらデカすぎで手に負えないこともある……。
実は全く自分の思った通りにはならない中で、いかにその状況を受け入れて、その中で自分がいかに楽しむ事ができるのかって事を試されれてるスポーツなんだなって気づきました(笑)。
たくさんの自分ではどうしようもない、思い通りにならない事がありながら、その中でも、時間にしたらたった一瞬かもしれないけど、最幸の瞬間があったりして、その最幸の瞬間の為に、何度でも通っちゃうし、真冬の寒い中、また海に通ってしまうんですよね。
でもコレって陸の上でも全く一緒なんじゃないかなぁと思うんです。
人生も仕事も、自分の思い描いた通りに事が進んで、思う通りの結果が得られてたら幸せなのかもしれないけど、そんなラッキーばかりは起こらないし……、でも逆に思い通りにはなかなかならないからこそ、その中で全ての事を受け入れて、それでもやり続けてたら、ほんの一瞬かもしれないけど、最幸の瞬間があって、だからこそ何度も何度もチャレンジし続ける事ができるんだと思います。
大概、うまく行かない時って言うのは、思い通りにはならない事を、無理矢理思い通りにしようとしてるんですよね。
自分では思い取りにはならないって知りながら、それでも行動して(海に行ってみて)みたら、そこに最幸の瞬間があるかも知れない。だからなんでも、行動しなきゃ始まらないですもんね。
やっぱり、波乗りは難しいです……。でもなかなか上達しないから面白いわけで、人生も仕事も、思い通りにならないからこそ、楽しいのかもしれないですね!!

「スベらない話 サービスリカバリーポップコーン」

皆さん、ファーストフード店やフードコートなんかで、子供達が注文した食事を運んでる時に、『危ないから気をつけて運ぶんだよ』って言ってる側から、ドバァッてこぼされたりした経験はありませんか?
今日はそんなお話です。
僕の所には、長男の虎之介、長女ひかり、次男の銀次郎の3兄弟です。まだ虎之介が小学校の低学年ぐらいで、ひかりが幼稚園、銀次郎が赤ちゃんだった頃に、家族皆でディズニーランドに遊びに行きました。
色んなアトラクションに乗ったり、ショーを観たり、とにかく思っきり楽しんでました。
ちょうどファストパスのアトラクションの開始時間が過ぎていたので、近道をしようとウエスタンランドの所を歩いてる時でした。
「ひかりね、ポップコーンが食べたいの……」
「もうすぐご飯だし、今食べたらご飯食べられなくなっちゃうよ‼」
「…大丈夫、食べるもん。ねっ、ポップコーン買って〜」
始まっちまいました……。
なるべく子供たちの目に入らないように入らないようにと、ポップコーンワゴンのないとこを通っていたつもりだったんですが……。
もう、こうなると止まりません。当然お兄ちゃんも始まります。
「僕もポップコーン食べたい‼」
「ポップコーン、ポップコーン、ポップコーン‼」
……もう、どうにもならないので、仕方なくポップコーンを買え与えることになるのですが、ここからが大変です。僕が働いていた頃はポップコーンと言ったら“塩”しかなかったのですが、今はキャラメルだの、カレーだの、ハチミツだの、クリームソーダーって、誰か食うんだよ(笑)
今度は味で兄弟がもめだします……。
「ひかりはキャラメルがいい\(^o^)/」
「えっ、キャラメルヤダー。ハチミツのやつがいい〜」
調べると、一番近いのは塩味、他のはこれから向かうアトラクションとは真逆の位置に……。しかし、ココで妥協してしまったら、子供たちの歩くスピードでは、ファストパスの終了時間に間に合わない……。
もう、ここは強引に行くしかありません。
「父ちゃんは塩、他のはもう終わっちゃったみたいだよ」
「えぇ〜なんでぇ?」
「品切れなんじゃねえか‼ なっ、だから今日は塩で我慢しろよ〜。そんなに味も変わんねぇからよ」
「えぇ〜ヤダー‼」
「もう、うるせっ、塩って言ったら塩なんだよ」
最後は強引に味を決めて一番近いポップコーンワゴンへ。しかしここでも一難去ってま一難……。並んでる途中で見つけちゃうんですね〜バケツ……。
「ひかり、あのおっきいやつがいいの‼」
「はっ‼ あんな大きいの食べきらないし、だめだよ」
「えぇ〜兄ぃにと、一緒なら食べれるよ。ねっ兄ぃに?!」
こういう時に限って兄妹って結託するですよね〜(笑)どんなに、紙の小さい方だったら2個買ってあげるって言っても無駄でした……。嫁に助けを求めますが、俺が許したんだからねと言わんばかり……。
それにしても、あのポップコーンバケツって、なんであんなに高いんでしょ(笑)
仕方なく、ひかりの選んだポップコーンバケツに塩味のポップコーンがなみなみとつがれ、お姉さんがひかりの首にかけてくれました。
なんだかんだありましたが、娘の嬉しそうな姿を見ると、親バカな自分も幸せなんですね〜。
さぁ、次のアトラクションへ急ごうと言うことで、歩き出しました。
しばらく歩いていると、ベビーカーを押す俺の後ろで何やらお兄ちゃんと妹でモメ始める声が……。
「なんでひかりばっか持ってんだよっ‼
貸せよ‼」
「イヤだっ‼ ひかりがお姉さんからかけてもらったんだからねっ」
見ると、ひかりの首にかかってるバケツを、お兄ちゃんの虎之介が引っ張っています。嫁さんもやめなさいって声をかけますが止まりません……。
「おい、コラっ、ヤメろっ‼ そんなに引っ張ったら外れちま……あっ」
お兄ちゃんがバケツを無理矢理に引っ張り、ひかりもお兄ちゃんに取られまいと身体をひねったその時でした。
バケツのヒモが外れ、バケツが一瞬、宙に浮いたのです。
そん時の俺にはスローモーションで、宙に浮いたそのバケツから、今さっき買ったばかりのポップコーンが大量に飛び出し、バケツと中身のポップコーンが地面にバラまかれてしまいました……。
……ち〜ん。終わった(心の声)
「だから言ったじゃねえか‼
なんでお前は引っ張んだよっ
こんアホっがっ‼」
「……(全員)」
完全にブチギレる俺。
俺が子供にブチ切れた事に呆れ、ぶちまけられたポップコーンを集めて捨てようとする嫁さん。
怒られてしまうと言う恐怖と、せっかく買ったのに食べられなくなる悲しさで、涙目の子供達。
これまでの楽しかったはずのディズニーランドが、悪夢に変わろうとしたその時でした。
白い服の妖精が、ホウキ(トイブルーム)とチリトリ(ダストパン)で、ぶちまけられたポップコーンを、華麗な早業で、拾い集めます。
シャカシャカシャカ
あまりの早ワザに家族皆が、そのカストーディアルのお兄さんに釘付けです。向こうも、注目されているのがわかるんでしょうね。色々な技を披露してくれます。
掃いたポップコーンで、自分の股下を通したり、最後には、ホウキでポップコーンを上からポンッと突っつくと、ポップコーン宙に舞い、舞ったポップコーンをチリトリですくって終了‼
「おぉ〜‼」
気がつくと家族全員が拍手?
さっきまで父ちゃんブチ切れで最悪だった雰囲気はどこへやら。
カストーディアルのキャストも軽く頭を下げてひかりの前にひざまずき何か話しています。
「お嬢ちゃん、ポップコーン少なくなっちゃったね」
「……うん」
「大丈夫だよ、お兄さんが新しいポップコーンを足してあげるからね」
「えっほんと、ヤッター(^^)」
「じゃあ、魔法のカードに書くから、お名前教えてくれる?」
「うん、ひかり‼」
「ひかりちゃんだね。ポップコーンのお味は…」
「キャラメル〜‼」
(一同……はっ?!)
一瞬の間があって、お兄さんが何か書いていたのをやめて、もう一回聞いてきます。
「そっか……キャラメル味……だったのかな?」
「うん、キャラメル味〜(^^)」
「…よし、わかった。キャラメル味のポップコーンを足してきてあげるから、ちょっと待っててね」
どう考えても味はキャラメルではありません。バケツに残ってるポップコーンも、今キャストがお掃除してくれた、ぶちまけられたポップコーンも、見ればわかります。キャラメルのかけらもなく、真っ白……。
それはキャストのお兄さんにもわかってるはずですが、幼いひかりの満面の笑みと、期待に満ちた眼差しで、キャラメルって……お兄さんもこれには負けたのか、俺のところに来て、キャラメル味はちょっとだけ離れた所にあるから、少しお待ちいただけますか?と……。顔から火が出るとはこの事です。俺も嫁も顔を真っ赤にして、ただうなずき頭を下げるしかありません。
しばらくして、お兄さんがポップコーンバケツを持って現れます。
「ひかりちゃん、お待たせ〜。できたてだから美味しいよ、ハイ‼」
「ありがとう\(^o^)/」
俺も嫁もカストーディアルのお兄さんに、深々と頭を下げお礼を言いました。
まさかの素晴らしい神対応です。
「それじゃあ、ひかりちゃんこの後もいっぱい楽しんでね〜バイバイ〜」
「お兄さんありがとう〜バイバイ〜」
お兄さんが去って、歩きながら聞いてみました?
「ねぇ、ひかり、なんでキャラメルって言ったの? こぼしたやつは塩味だったでしょ?」
「だって、ひかりキャラメル味が好きだから」
「いやいや、そうじゃなくてさ……」
するとお兄ちゃんが思いついたように
「あっ僕、いいこと思いついた‼
ひかり、ポップコーンを全部、食べ終わる前に、もう一回お掃除の人の前でこぼしたらいいんだよ‼
そしたらまた満タンにしてもらえるじゃん。だから今度はハチミツ味って言うんだぞ‼」
「うん、わかった。ハチミツね‼
兄ぃに、キャラメル味美味しいね〜」
アホかっ、もうヤメローーーーーー‼
たまたま買ったバケツは、半透明で中身が透けて見えてます。
ひかりの首からは、下半分が真っ白のポップコーン、上半分がちょっと茶色のポップコーン。見事にハーフ&ハーフのポップコーンバケツになりました(笑)